道頓堀旅情

・水都大阪の心臓部、道頓堀。訪れると、江戸時代の芝居小屋街から続く、この地の喧騒と人情を感じます。

・道頓堀川を行き交う観光船からの眼差しは、グリコの巨大看板や極彩色の看板が独特の景観を捉えています。

・「くくる」の店先は、大阪ソウルフードの象徴です。湯気立つたこ焼きには、この街の親しみやすさが滲みます。暖簾の赤、提灯の赤が、食欲と活気を誘います。

・御堂筋の商店街を行く人波は、現代大阪の躍動そのもの。近年、インバウンド観光の復活とともに賑わいを取り戻したこの界隈で、国境を越えた文化の交差点を目の当たりにします。

・作品全体を貫く赤という色彩は、この地の情熱と温度を象徴しているようです。看板、提灯、店構え──大阪の「赤」は、旅人を温かく迎え入れる色なのです。道頓堀の旅情とは、まさにこの赤き熱量に他ならないのです。

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