長崎方面の旅

長崎への旅路は、異国情緒と歴史の香りに満ちた美しい風景の中で、忘れがたい瞬間を数多く切り取る旅となりました。
大浦天主堂とグラバー園では、重厚な歴史の息吹を感じる建築が語りかけ、時空を超えた物語を映し出しました。
長崎市内では、トロリーバスが行き交うレトロな街並みが心温まる日常風景を演出し、稲佐山から見下ろす夜景は、あいにくの小雪模様に包まれていましたが、その儚げな光景がかえって作品に趣を与えてくれました。
春節期間中のランタンフェスティバルでは、街全体が幻想的な灯りに包まれ、華僑が主催する変面ショーの圧巻の演技に息を呑む瞬間も。
また、歴史深い眼鏡橋では川面に映るその美しい曲線が水面に揺らぎ、旅人を魅了します。
九十九島では自然が描く壮大なパノラマが心を打ち、展海峰からの一望は息を飲む絶景でした。
そしてハウステンボスでは、夜空に広がる光の王国が幻想的な光景を創り上げ、光のショーを演出する建屋がいくつも立ち並び、その見ごたえに圧倒されました。
この旅で出会った風景と時間の一片を、写真という形で皆さまと共有できることを心から楽しみにしています。
長崎という地の持つ豊かな物語を、作品を通して感じていただければ幸いです。